はじめに
今年は250坪くらいの畑で野菜を栽培することが出来るようになりました。一人でやるには十分な広さで一人では、これだけの広さを使いこなすことは出来ないので、連作障害についても気にする必要もありません。
春栽培のジャガイモを栽培しましたが、いくつかの問題があり、上手く栽培できなかったので、復習を兼ねて秋栽培のジャガイモを栽培することにしました。北海道からふるさと納税でジャガイモを返礼品として頂く予定だったので、年初の栽培予定にはありませんでした。
長文ブログになってしまい、読みにくくなってしまい、申し訳ございません m(_ _)m。
栽培日記
早速、2024年の秋栽培のジャガイモについて説明します。
(7月下旬) 太陽熱消毒

春栽培のジャガイモに病気と害虫被害が出たので、春栽培のジャガイモの畝を太陽熱消毒をしました。
ガレージに転がっていた麦わらと、麦わらを分解するため、害虫駆除用に石灰窒素を散布しておきました。
(8月中旬) 種芋の購入


7月上旬に注文しておいたジャガイモの種芋を会社の近くの種苗店に取りに行きました。今回購入した種芋の品種は長崎産の種芋のながさき黄金 3kgとさんじゅう丸2kgです。
種苗店の店員さんと話をしていたら、種芋の平均重量は80gくらいと考えて、注文して欲しい、とのことで畑の畦のサイズを考えて、この重量になりました。さんじゅう丸は予想通り。ながさき黄金は予想の倍くらいの量が入っていました。これ嬉しいのですが、畝の拡張をしないという嫌な予感がしました。(計算をしたら畝に辛うじて入り切る量でした)
(9月上旬) 種芋の植え付け

白黒(銀黒)マルチを畑に貼ってから、肥料とジャガイモの種芋を130個くらい植え付ける。
ちなみに肥料は、ジャガイモ用の肥料を使う。近所の精米機で簡単に手に入る米ヌカを散布するのは忘れた…。雑草が沢山生えているのは御愛嬌。この写真を撮影した後、刈払機を使って雑草を刈り込みました。本当は除草剤を撒いてしまいたいのだけれども、隣の田んぼの稲にドリフトしたら、怒られそうなので、刈払機で雑草を刈ることにしました。
(9月下旬) 少しずつジャガイモの芽が出始める

種芋を植え付けてから3週間位で芽が出始めました。
いつも通り畝の雑草取りをしていたら、雑草と間違えて引っこ抜いたら種芋も出てきたのをビックリして、この種芋を植え直しました…。
(10月中旬) ジャガイモの芽が出揃う

ジャガイモの種芋を植え付けて、一ヶ月くらい経過しました。ジャガイモの芽も出揃いました。種芋を植え付けて、2~3割くらいは芽が出ませんでした。種芋が小さかったながさき黄金の方が歩留まりが悪かったなぁ。
(10月中旬) ジャガイモの芽かき

ジャガイモが大きくなってきたので、芽かきをする。といっても芽かきをするほどたくさん芽が出ていなかった…。2、3個のジャガイモの芽かきをして終了。
(10月下旬)ジャガイモの開花と葉っぱを食い荒らされる…。

ジャガイモの花が咲いた。後、1ヶ月くらいで収穫できるかなぁ、と計画が立てられる。寒さで枯れるまで栽培はする予定だけれど。

葉っぱが食い荒らされる。葉っぱを見てみると、イモムシがたくさんいる。おそらくヨトウムシ…。ジャガイモもたくさんあるのでひとつひとつ見てられないので、次の週に農薬を散布することにする。
この写真の中にも、きっとヨトウムシがいるんだろうなぁ…。
(11月上旬) 農薬散布1回目 化学農薬

害虫に葉っぱを食い荒らされてしまったので、アディオンとダコニールを混ぜて、散布。ピレスロイド系の農薬なので効き目が速い。散布した直後から、ヨトウムシが葉っぱから落ちている。まだ卵も残ってそうなので次の週も散布することにする。ただし、あまり化学農薬を使いたくないので、次からは有機農薬を使用。
(11月上旬) 農薬散布2回目 有機農薬

この週もヨトウムシ対策に有機農薬を散布。ゼンターリという有機農薬を使用しました。
葉っぱを見てもヨトウムシの数は激減してました。まだヨトウムシは残っていますが…。
(11月中旬) 農薬散布3回目 有機農薬

この週もゼンターリを散布。虫食いの量は減ったので、ヨトウムシ対策はしないで良くなりそう。もう一度アブラムシ対策をしたら終わりかなぁ。
(11月下旬) 農薬散布4回目

11月下旬だけど、まだ最高気温が15度を超えていて、ジャガイモが青々してます。来る度にジャガイモたちが大きくなっています。
アブラムシ対策に有機農薬を散布して、今回で農薬散布は終了。
(12月上旬)まだ葉っぱが青々している

12月に入ったけど、まだジャガイモの葉っぱが青々しています。地球温暖化を感じる…。次の週あたりに霜も降りそうなので、天気が悪くなかったら次の週に収穫かなぁ。
(12月中旬) 葉っぱが寒さで萎れてきたので収穫

植え付けから3ヶ月ちょっとが経過しました。ジャガイモの葉っぱも寒さで萎れてしまってます。1週間以上雨がふらかなかったので、ジャガイモの収穫をすることにしました。

マルチを剥がしやすいようにジャガイモの幹をカットする。ビニールマルチに乗っているレンガとかマルチ押さえなどを取り除いた後、ビニールマルチを剥がしました。15mくらいもあるので、ビニールマルチを剥がすのも一苦労。30分くらいかかりました…。
ちなみに切り取ったジャガイモの幹は、畑の片隅に置いておきました。ジャガイモの幹が乾いたら、米ヌカを散布して、土に埋めてしまおうと思ってます。


ビニールマルチを剥がしたら、土から出てるジャガイモのチラホラありました。一つの茎ごと引っこ抜いていく。
大小さまざまなサイズのジャガイモが出てきました。
収穫しきれないジャガイモは六つ子というクワを使って、探し出しました。六つ子については、後ろのチャプターで説明します。
収穫量

収穫量は、重量計がないので、まだわかりません。とりあえず、プラスチックコンテナ3個分。重量で50kgくらいです。
詳細については、以下のブログ記事をご参照下さい。
今回の秋栽培のジャガイモを通して
2024年のジャガイモを秋栽培して反省点やお役立ち情報をまとめてみました。
お役立ち情報
管理人のじゃがいもの種芋の購入方法
基本、ホームセンターでは買いません。
近所や会社の近くに種苗店が2、3店くらいあるので、これらの種苗店に種芋が販売される1ヶ月くらい前に行って、取り扱う予定の品種を確認します。興味のある品種だったら予約します。特に秋栽培のジャガイモの種芋の入手は、春栽培よりも難しいので、予約は必須です。価格もホームセンターの半額くらいで買えました。
ホームセンターは、種苗店と比べると値段も高いことが多いし、店員さんに聞いても、知識があるかどうかもわからない。ホームセンターを積極的に使う理由は、買い慣れた品種の種を買うくらいです。
白黒マルチを使った理由
9月上旬のまだ暑い時期にジャガイモの種芋を植え付けないといけませんでした。そのため、少しでも地面の温度を下げるために、白黒マルチを使用しました。じゃがいもの種芋も15cmくらいの深さに植え付けました。これが発芽率が8割程度。
後、畑がスギナで一杯なので、マルチを使わないとジャガイモの畝がスギナに覆われてしまいます…。雑草処理の手間を減らすために
ムツゴ

上の写真に写っている農機具をムツゴっていいます。レーキっていっても良いかもしれません。
このムツゴを使って、収穫しきれていないで、まだ土の中に残っているジャガイモをかき出すのに重宝しました。ちゃんと収穫しても、10個くらいのジャガイモが土の中から出てきました。
シャベルだと、一回掘り起こすのに時間が掛かるし、面積も狭い。レーキは土の中に押し込んで引っぱれば良いだけなので、同じ時間でも幅広い面積のジャガイモを見つけることが出来ます。
経験的に、ジャガイモって、そこまで深くにいることも少ないので、表面だけ探せばいいかなぁという判断です。
ちなみに、このムツゴは、アマゾンで購入しました。
反省点
緑化したジャガイモについて
白黒マルチをしていても、穴付近のジャガイモが緑化してしまいました…。マルチをしていることを過信せずに、土寄せはしたほうが良さそう。自分は毎週末畝周りを三角ホーで除草をしていたので、土寄せをするチャンスはあったので、土寄せをしなかったことを反省中…。
大量のヨトウムシについて
ジャガイモを3年くらい栽培して初めてヨトウムシに葉っぱを食い荒らされました…。アブラナ科の野菜の葉っぱは食い荒らされることはありましたが、ジャガイモも食い荒らされたのは意外でした。次回からは定期的にゼンターリを散布しておこうと思います。
最後に
2024年 秋栽培のジャガイモについて、ブログで紹介してみました。秋栽培をしたのは2年ぶりなので、目新しいことで沢山ありました。また来年も安く種芋が手に入れば、やってみようかなぁと思いました。12月に収穫したので、家の中に置いておけば、保存性も良さそうなのもメリットかなぁと感じています。