【失敗談】2025年秋ジャガイモ栽培で収量が激減した3つの原因と対策

はじめに

春ジャガイモに続いて、秋ジャガイモも栽培してみました。結論を最初に書いてしまうと、秋栽培もイマイチな結果になってしまいました。うーーーん、難しい…。

自分のジャガイモの栽培記録としても使用するつもりで、このブログを書いてみました。

栽培したジャガイモ

2025年秋に栽培したジャガイモは以下の通り。

  • ながさき黄金: 5kg
  • タワラアルタイル:0.5kg
  • にしゆたか:3kg
  • あいまさり:3kg
  • さんじゅう丸:2kg
  • 普賢丸:2kg

近所のタネ屋さんとか、JAとか、コメリで購入しました。種芋の価格は、1kgあたり600~800円くらいでした。種芋の合計重量は、15.5kgです。

秋ジャガイモの生育について

太陽光消毒 (一部) 7月下旬から8月上旬

畑の雑草が多かったのと畑が空いていたので、ジャガイモの栽培前に太陽熱消毒をしておきました。雑草と害虫の対策も兼ねています。

畝の準備とマルチ張り 8月下旬

そろそろ種芋を植え付けないといけないので、白黒マルチを張りました。

植え付け

畝が余ったので、追加で2kgをJAで購入してきました。追加購入したのは普賢丸という品種です。ホーラーという器具でビニールマルチに穴を開けて、そこに種芋を投入。

ホーラーという商品は便利ですが、一万円くらいするので買うのに躊躇する農機具です。自分は、半日考えに考えて買いました。3年くらいジャガイモの植え付けで使えば、作業時間が減って、この1万円をペイ出来ると信じて買いました。

消毒 1回目 10月下旬

去年は、ヨトウムシに葉っぱを食い荒らされたので、ヨトウムシ対策で今年もアディオンを散布。

ヨトウムシに葉っぱを食い荒らされて、光合成能力が減って収穫量を減らしたくない…。12月の霜が降るまでの勝負なので短期集中で大きくなってもらいたい。

殺虫剤散布のついでに、888の化成肥料を追肥。

消毒2回目 11月中旬

もう一度、消毒。2回目はディアナSCアクタラ顆粒水溶剤を散布。アブラムシとヨトウムシ対策に散布。これで殺虫剤散布は2回で終了しました。この時期以降は、冬の寒さがキツくなるので、害虫はもう活動できないでしょう。

霜で枯れる…。12月上旬

今年は去年よりも1週間くらい早く霜で枯れてしまいました。まだ葉が青かったので、この時は収穫せずに次の週末に収穫することにしました。

収穫 12月下旬

2週連続で週末に雨が降ってしまい、収穫が2週間遅れました。ジャガイモの種芋の植え付けから3ヶ月で収穫を行いました。 収量はイマイチかなぁ…。不作かなぁ…。

ジャガイモの収穫量

2026年のジャガイモの収量を書いてみます。

植え付け量 [kg]収量 [kg]増加率
ながさき黄金5.032.06.4
タワラアルタイル0.54.08.0
にしゆたか3.023.07.7
あいまさり3.016.35.4
さんじゅう丸2.000
普賢丸2.04.32.2
合計15.579.65.1 (79.6/15.5)

植え付けが15.5kgに対して、収穫量は、79.6kg。収穫量÷植え付け量=5.1倍。全然ダメです。収量が少ないです。少なすぎます! 春ジャガイモの栽培もイマイチだったので、2025年のジャガイモ栽培は、全然うまく行きませんでした…。

去年のジャガイモの収穫量もブログにアップしています。去年の方が増加率が倍くらい良かったです…。

あまりにもガックシな収穫量だったのでバックアップに脇芽を土に戻しておきました。ここから、ボチボチな収量が取れたのは救いでした。

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収穫量がイマイチだった理由とその対策

なぜ収量が伸びなかったのか?原因を分析

今回の秋ジャガイモ栽培が、なぜ収量5.1倍という残念な結果に終わったのか。その原因を分析したところ、主に2つの要因が浮かび上がりました。

原因1:種芋の腐敗(特に「さんじゅう丸」の全滅)

収穫ゼロに終わった「さんじゅう丸」は、発芽しなかったことから、植え付け前の保管段階で腐敗していた可能性が極めて高いと結論付けました。保管場所はクーラーの効いた室内でしたが、夏の高温期においては十分な対策ではなかったようです。

原因2:栽培期間の不足(残暑と早霜の影響)

今年の気候は、ジャガイモ栽培にとって非常に厳しいものでした。

  • 厳しい残暑:植え付け時期が遅れる原因となりました。
  • 早霜の到来:芋が最も肥大する11月下旬〜12月上旬に霜が降り、地上部が枯死。これにより芋の成長が強制的に停止されました。

結果として、栽培期間は3ヶ月弱と非常に短くなり、芋が十分に大きくなるための時間を確保できませんでした。

失敗を繰り返さないための今後の対策

今回の失敗を教訓に、次回の栽培で実施すべき対策を考えました。

【対策】種芋の品質管理の徹底

  • 購入時の選別:入荷直後の新鮮な状態で、傷や腐敗の兆候がないか厳しくチェックする。
  • 保管方法の見直し:室内保管ではなく、冷蔵庫の野菜室など、より低温で安定した環境で植え付けまで保管する。

【課題】大規模栽培における霜対策

霜対策として最も有効なのは不織布の被覆ですが、私の栽培面積では物理的・コスト的に実施が困難です。これは、広面積で栽培する上での永遠の課題かもしれません。今後は、より寒さに強い品種を選定する、植え付け時期をさらに検討するなど、別の角度からのアプローチも模索していく必要があります。

収益について

見積もりベースになりますが、秋ジャガイモの収益について書いてみます。

種芋も高いので、種芋だけでも9000円くらいかかってしまった。1kg300円で売れたら24,000円。収益が15,000円にしかならなりません。それ以外にもビニールマルチ代、肥料代、ガソリン代がかかっているので利益は1000円くらい減ってしまいます…。農業って難しいですね。兼業農家を始めて思うことは、バイトした方が収入を見積もりやすいと思う今日この頃。

収益を上げるには、春に栽培したジャガイモを取っておいて、それを種芋にしたら良いかなぁと考えています。入手性の良い品種だと、アンデスレッドが春と秋栽培の両方に行ける品種かなぁと考えています。他にも、デストロイヤー(グランドペチカ)、西海31号(ドラゴンレッド)などがありますが、入手性が低いです…。男爵よりも休眠期間が10日くらい短いキタアカリも春秋両方で使えそうな気もします。

他にも春秋両方で栽培可能なじゃがいもの品種をご存じの方は、シェア頂けると幸いです。

最後に

2025年も2024年に続き、秋栽培のジャガイモを栽培してみました。今年はジャガイモの肥大期に霜が降ってしまい、十分に大きくなる前に栽培収量になってしまいました。それと、さんじゅう丸の種芋が腐ってしまったので収穫量がゼロになってしまったのも痛かったです。