酪農家さんと繋がってみた。

はじめに

野菜作りにおいて、土作りは基本中の基本。そのために欠かせないのが良質な「牛ふん堆肥」です。

管理人も畑の土をもっと良くしたいと思い、牛ふん堆肥を求めていたのですが、今回はJA(農協)の力を借りて、地域の酪農家さんを紹介してもらうことに成功しました。

ツテもコネもなかった管理人が、どのようにして酪農家さんと繋がり、念願の堆肥を直接分けてもらうに至ったのか。その体験談をお話しします。

管理人のプロファイル

まずは、少しだけ管理人の耕作事情についてお話しさせてください。管理人が現在管理しているのは、遺産として引き継いだ「一反弱(約1000平米)」の畑です。

耕作を続ける切実な理由

正直なところ、本業の傍らこれだけの広さを管理するのは大変で、放っておきたい気持ちになることもあります。しかし、ここは先祖代々受け継がれてきた畑です。

畑の周りに住んでいるご近所さんたちは、管理人が地主の跡取りであることを知っています。もし畑を放置して雑草だらけの荒れ地にしてしまったら、ご近所さんから超絶怒られる(白い目で見られる)という、田舎ならではの強力なプレッシャーがあるのです。

それに加えて、昨今の野菜価格の高騰もあります。新鮮な野菜を自給できることは家計にとっても大きな助けとなるため、なんとか頑張って耕作を続けています。

切実な悩み:堆肥のコスト問題

広い畑で野菜を育てるには、それなりの量の堆肥が必要です。畑全体に牛ふん堆肥を撒きたいと考えたのですが、コストが大きな壁となりました。

ホームセンターで袋入りの牛ふん堆肥を買うと、40リットル入りで大体300円〜500円ほどします。一反の畑全体に施用しようとすると、少なく見積もっても30袋〜50袋は必要になります。

これを価格に換算すると、なんと9000円以上。土作りのためとはいえ、毎回これだけの出費は痛すぎます。もっと安く、大量に手に入れる方法はないかと模索していました。

農協を通して酪農家さんとのつながり方

そこで管理人が考えたのが、地域の酪農家さんから直接譲ってもらう方法です。ここでは、JAを通じてどのように繋がることができるのか、一般的なステップを紹介します。

JAの大規模イベントで情報収集

いきなり最寄りのJA支店に飛び込むのはハードルが高いと感じた管理人は、まずJAが主催する大規模なイベントに参加することにしました。「農機具展示会」や秋の「収穫祭」といったイベントです。

こういった場所には、様々な地域のJA職員さんが集まっています。会場で「この辺りで酪農家さんが多いエリアはどこですか?」「堆肥を分けてくれるような方をご存じないですか?」と担当の方に話を聞いてみました。管理人のケースは、その場で話が出来、後日酪農家さんを探して頂きました。

管轄のJA支店で紹介してもらう

イベントで「〇〇地区は酪農が盛んだよ」といった情報を得たら、次はそのエリアを管轄するJA支店に出向きます。

窓口で「イベントでこちらの地域が酪農が盛んだと聞きました。畑の土作りに使う牛ふん堆肥を探しているのですが、分けていただける酪農家さんを紹介していただけないでしょうか」と相談します。そうすると、地域の事情に詳しい営農指導や畜産の担当者に繋いでもらえることが多いです。

直接コンタクト

JAを通す以外にも、酪農家さんと繋がる方法はいくつかあります。

最近ではSNSで情報発信をしている牧場も多いので、そこからDM等で問い合わせてみるのも一つの手です。また、GOOGLE MAPなどで調べて直接電話をしてみたり、牧場直営のチーズ屋さんやアイス屋さんの店舗で「堆肥を分けてもらうことは可能ですか?」と聞いてみるのも良いでしょう。

ここからは自分のケースになります

管理人は前述のJA経由でのアプローチを試みました。ここからは、実際に管理人が体験したリアルなレポートです。

ドキドキのアポ取りと初対面

牛さん達

JAの担当者の方に、堆肥を分けてくれそうな酪農家さんを数軒ピックアップしていただき、連絡先を教えてもらいました。

早速、自分で電話をかけてみたのですが…電話口に出た酪農家さんの声のトーンが低く、話し方も職人気質というか、正直なところ「怖めの人」という印象で、管理人はかなりビビってしまいました。

それでも勇気を出してこちらの要望を伝え、スケジュール調整を行いました。後日、指定された日時にその酪農家さんの牧場まで伺い、ご挨拶をしてから、管理人の畑まで案内しました。

いざ搬入!2トンダンプの迫力

管理人の畑は一反弱とそれなりの広さがあるため、今回は軽トラではなく、酪農家さんのご厚意で「2トンダンプ」で運んでいただけることになりました。

畑に到着したダンプから、山盛りの牛ふん堆肥がドザーッと落とされる光景は圧巻でした。これだけの量があれば、畑全体に十分に行き渡ります。有機質が畑に行き渡ります。

気になるお値段

さて、気になるお値段ですが、具体的な金額は伏せさせていただきます。地域や酪農家さんとの関係性、運搬方法によっても異なるためです。

代わりに、相場の参考として、管理人が住むエリアの隣、伊勢原市のホームページに掲載されている情報などが参考になるかと思います。平塚市も酪農家さんは多くいらっしゃるはずなのですが、残念ながら市のサイトなどで堆肥の販売情報をまとめているページは見当たりませんでした。

その他

今回、お忙しい中わざわざダンプで堆肥を運んでくださった酪農家さんには、心から感謝しています。ありがとうございます。

おかげで、ホームセンターで高い牛ふん堆肥や、高価な腐植酸資材(AGフミン、アズミンなど)を買い足す必要がなくなりました。何より、コストを気にせずケチケチしないで、畑にたっぷりと完熟堆肥を使えるのが本当に嬉しいです。

これで畑の土も喜び、良い野菜が育ってくれることを期待しています。

最後にふと思ったのですが、管理人のように少し広めの家庭菜園をやられている他の皆さんは、普段どこでどのように牛ふん堆肥を調達されているのでしょうか?もし良い方法があれば、ぜひ知りたいところです。