兼業農家の2026年春夏野菜の作付け計画をまとめてみました。

はじめに

まだまだ寒い日が続きますが、頭の中はもう春の畑のことでいっぱいです。 2026年の春夏野菜、作付け計画が固まってきました。

私は兼業農家なので、平日は仕事があり、畑に出られる時間が限られています。 そのため、品種選びの基準は「収穫期間が長いこと」「管理のしやすさ」が最優先。そして、一番大事な「食べる楽しみ」も忘れていません。スーパーで買える品種は極力除外しています。

選定理由

今年のラインナップと、その選定理由をご紹介します。

春ジャガイモ:秋作につなぐ「リベンジ」と「二毛作」

今年のジャガイモ選びの最大のテーマは、**「春に収穫した芋を、秋作の種芋にする(シンシア以外)」**ことです。休眠期間が短い品種を選抜し、年2回の収穫サイクルを回します。

  • さんじゅう丸【リベンジ枠】 実は2025年の秋作で栽培に失敗してしまいました…。 今回は新しく種芋を買い直し、心機一転のリベンジ栽培です!「病気に強く多収」という本来のポテンシャルを今度こそ引き出したい。 (記事は、こちら。) こちらも秋作へリレー予定。
  • レッドムーン 話題の「デストロイヤー」の親品種。休眠期間が短いため、春に収穫してそのまま秋の種芋として活躍してもらいます。こちらも秋作へリレー予定。
  • オホーツクチップ 加工用(ポテトチップス)。こちらも秋作へリレー予定。
  • シャイニールビー 皮が赤く、中は黄色い彩り担当。秋作も視野に入れた選定です。
  • シンシア これだけは「秋作には回さない」枠です。 貯蔵性が非常に良いので、長く保存して食べる専用として栽培します。フランス生まれの美肌芋。

メロン・スイカ:好きな人に収穫「丸投げ」作戦

手間のかかるウリ科ですが、今年は**「食べるのが大好きな知人に収穫を依頼する」**という裏技(?)を使います。 「収穫していいよ(半分もらうけど)」スタイルで、作業負荷を減らします。

【メロン:ナント種苗の傑作選】 今年は信頼と実績のナント種苗さんで固めました。

  • サンライズ:赤肉の定番。作りやすさと味のバランスが最高。
  • ムーンライト:青肉。完熟すると皮が黄色くなる、見た目も美しい品種。
  • エリシオ:こちらも青肉ですが、**「暑さにめっぽう強い」**のが特徴。梅雨明けの酷暑でもバテにくく、美しいネットが入る「ワンランク上」のメロンだそうです。去年メロン栽培をしていた方が、このエリシオメロンを栽培していたので、興味を持ち栽培してみることにしました。

【スイカ】

  • 羅皇(ラオウ)ザ・スイート:圧倒的な糖度で話題の品種。これは外せません。
  • 金の卵:見た目がユニークな長楕円形の小玉スイカ。見た目がユニークなので、害獣達にスイカだと認識されず狙われにくい。

トウモロコシ:収穫適期を逃さないために

トウモロコシは収穫のタイミングが命。週末ファーマーにとって「平日が収穫適期」になるのは避けたいところ。 そこで、**「収穫適期の幅が広い(しなびにくい)」**品種を選びました。ネットの情報を調べまくって、兼業農家でも栽培できそうな品種を血眼になって探しました。

  • ゆめのコーン ビック85:粒皮が柔らかいのに、収穫適期の幅が広い優秀な品種。
  • サニーショコラライラ:フルーツのような甘さ。

夏野菜の定番はどうする?

夏野菜の定番であるトマト・ナス・ピーマンですが、現在は「ピーマン」のみを栽培候補として検討中です。

【トマト・ナスを見送る理由】 ズバリ、「手間に対するリターン」の問題です。

  • トマト: 支柱立てや芽かきの手間がかかる割に、収穫期間が意外と短いのが悩みどころ。ただソバージュ栽培が可能な品種を栽培してみようかなぁとまた無駄なことを考えてしまっています。
  • ナス: こちらも手間がかかる上、家族の需要が少ない(食べる人が少ない)。食べきれない。
  • シシトウ:直売所のラインアップを増やすために栽培してみることにしました。手間がかからないのも良い。
  • ピーマン:シシトウを栽培するので一緒に栽培することにしました。
  • オクラ:これもシシトウと同じで直売所にラインアップを増やすのと栽培の手間がかからないので、選択してみました。収穫期間が長い丸オクラを選択しました。

【ピーマンを栽培しようと考えている理由】 一方で、ピーマンはこの2つに比べれば、そこまで神経質にならなくても育ってくれるイメージがあります。 「トマトとナスはやめて、ピーマン1本に絞る」。 今年はそんな省力化スタイルでいこうと計画中です。

その他のお楽しみ野菜

  • 落花生(Qナッツ):「P(ピーナッツ)」を超える「Q」ナッツ。香ばしさが段違いだそうです。JAで種が安く買えたので、育ててみることにしました。トマトのリビングマルチとしての役割も兼ねています。
  • さつまいも(栗かぐや):カネコ種苗の比較的新しい品種。ホクホク系で収量も多い品種。
  • 唐辛子:定番の「鷹の爪」と、フルーティーで辛くない不思議な「ビキーニョ」を追加。ハバナダも栽培したいけど、種が手に入らなそうです。

今年の戦略まとめ

兼業農家は「一斉に収穫期間の短い品種が一斉に収穫時期が来ると詰む」のが定説です。 トウモロコシのように収穫期間にゆとりのある品種を選んだり、メロンのように「人の手」を借りる工夫をしたりして、無理なく長く楽しめる畑を目指します。

特に、去年の雪辱を果たす**「さんじゅう丸」の成長と、「エリシオメロン」**の暑さへの強さには期待大です。

これ以外に手間がかからず、長い間栽培できる野菜はないかなぁと探しています。直売所で販売する品種を増やすのが目的です。大葉、シソ、オクラ、ししとう、 ニラあたりがバックアップ要因で良いかなぁと考えています。

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