はじめに
ロードバイク、クロスバイク、クロスバイクに乗っているとチェーンが汚れてしまいますよね。このブログ記事では、超音波洗浄機を使って、チェーンをピカピカにする方法を伝授したいと思います。
必要な器具
今回のクリーニングは、超音波洗浄機を使った方法です。チェーンを洗浄するのに必要なものとあった方が好ましいアイテムを書いていきますね。
必要なもの
必要なアイテムは、上の写真にあるのオイル類とディグリーザー類です。
- 遅乾性ディグリーザー
- チェーンオイル
- 水置換性オイル
- 超音波洗浄機
- 洗剤
- ミッシングリンク
- ウェス
- ペットボトル
ディグリーザーは、まず超音波洗浄機に入れる前に吹きかけて、ブラッシング、ウェスで拭き取って、汚れを落とすのに使います。チェーン洗浄の場合は、すぐに乾くとチェーンの汚れが溶けきる前に乾燥してしまい、効率的にブラッシングができないので、遅乾性ディグリーザーが良いです。
水置換性オイルは、超音波洗浄機で洗浄するので、水の中に入れる必要があります。チェーンのプレートの隙間に水が入ったのを取り除くために使います。後は、チェーンオイルの注油も兼ねています。管理人は、水置換性オイルで注油した後に、別途チェーンオイルを挿します。
ミッシングリンクは、シマノとKMCとかから出ていますが、KMCのミッシングをおすすめします。理由は、KMCだと、5回くらいまでは再利用可能だからです。シマノは再利用不可です。価格は、両社とも同じくらいです。
管理人は、1コマだけ色が違うと、注油とかの作業がしやすいので、ゴールドを使うようにしています。写真を以下に載せておきますね。
超音波洗浄機は、以前ブログで紹介しましたが、Aliexpressで購入したものを使用しています。一万円位でした。ヒーターが付いているので、汚れが溶けやすいです。
ちなみに灯油とかにいれて洗浄すると効果が高いと聞きますが、チェーン内部のオイルも落としてしまい、切れやすくなってしまう問題があるようです。
あったほうが良いもの
ここでは、チェーン洗浄にあったほうが良いものを書いていきます。
- チェーンカッター
- ミッシングリンク用マスターリンクツール
- チェーンフック
チェーンカッター
チェーンカッターは、ミッシングリンクをチェーンに付けるためにのみ使います。初回の一回のみです。まぁ、他にも使い道はあると思うので、一つは持っていて良いかなぁと思います。管理人は、クロスバイクを乗り始めた直後に購入した工具セットに入っていたチェーンカッターを使っています。
ミッシングリンク用マスターリンクツール
ミッシングリンク用マスターリンクツールは、ミッシングリンクを脱着するのに使います。ミッシングリンクの脱着に慣れれば、このツールは必要なくなりますが、最初はあった方が良いと思います。
チェーンフック
チェーンフックは、無くても良いかもしれません。管理人は買いましたが、使っていたのは最初の頃で今はもう使っていません。チェーンを切る時にチェーンのテンションが高いと暴れてしまいます。チェーンが暴れると、フレームのチェーンステーに当たって、チェーンステーに傷が入ります。
このフックでチェーンを予め繋いでおいて、チェーンを切った時にチェーンが暴れないようにしてくれます。慣れるまでは、持っていた方が良いかもしれませんね。
最近は、意図的にチェーンをインナー側に外れた状態にして、ミッシングリンクを外しています。この状態だとチェーンのテンションは無いので、跳ね返りのリスクがありません。
チェーン洗浄のやり方
超音波洗浄機を使って、チェーン洗浄の仕方を説明します。
- チェーンカッターでチェーンを切る。
- チェーンを1.5リットルのペットボトルに入れて、チェーンにディグリーザーを吹きかける。チェーン表面の汚れを溶かすため。
- この間、チェーンをブラッシングをしたりすると、汚れが取れやすくなります。
- チェーンをウェスで吹く。
- ジップロックにチェーンと水と洗剤を入れて、超音波洗浄機に入れる。
- 汚れが出るので、手順5を数回繰り返す。
- 汚れが出なくなったら、チェーンを引き上げ。ウェスで拭く。
- 水置換性オイルで注油。
- 一晩おいて、チェーンオイルを注油。
- ミッシングリンクでチェーンを接続して、それを自転車に付けて、完了!
前回、超音波洗浄機でチェーンクリーニングをした時に撮った写真を使って説明します。
2. チェーンにディグリーザーを吹きかける
1.5リットルのペットボトルの上側をカットして、それにチェーンを入れる。その後、チェーンを十分に吹きかける。アルミトレイがあれば、アルミトレイに乗せて吹きかけても良いと思います。手袋などをはめて、チェーンのコマを回すと汚れがより浮き出してきます。
5.超音波洗浄機でチェーン洗浄
超音波洗浄機にチェーンを入れたペットボトルに水と洗剤を注ぎ、超音波洗浄機をON。何度か水と洗剤を注ぎ直すと次第に汚れが出なくなります。水を入れ替える時に、管理人はチェーンをウェスで拭きます。管理人が使っているのは、ワイプオールX70っていうペーパーウェスです。
石油から出来たディグリーザーなどは使わないようにしています。チェーンのプレート間のグリスを落としてしまうとかで、結果チェーンが切れやすくなるとのことで、推奨されていません…。
追記。リンク和泉チエンが作成したチェーンの洗浄方法を紹介されていますが、水は推奨していません。内部に水が残りサビなどの原因になるからだそう。揮発性の高い洗浄液(パーツクリーナー等)が推奨されています。 ← 記事が見れなくなりました(2023/6/11)
7.汚れが出なくなったら、チェーンを引き上げ。ウェスで拭く。
一通り、チェーン洗浄したら、ウェスでチェーンを拭きます。後は、チェーンの一コマ一コマに水置換性オイルを注油します。チェーンのプレートに入った水を今回は、家にあったエーゼットオイルのCKM-001を使って、注油します。この後、また注油をするので、これよりも安いKM-001でも良いかなぁと思っています。
その他。チェーンセッティングと注油
自転車にチェーンをセッティングする時のコツを一つ紹介。チェーンフックがあれば、あまり必要な情報ではないので、読み進めて頂いて、OKです。
チェーンをクランクの内側(BB側)に落とした(外れた)状態にすると、チェーンにテンションがかかりにくい状態になり、より簡単にミッシングリンクをチェーンに付けることが可能になります。上の写真をご参考下さい。
この後、注油をします。ゴールドのミッシングリンクが付いているので、注油するので、わかりやすいです。オイルには、ドライタイプとウェットタイプがありますが、自転車の使用状況によって、分けると良いかもしれません。
ドライオイルは、雨が降るとオイルが簡単に落ちてしまうサラサラとしています。雨降ったら、絶対乗らないぞ、という方にオススメします。
ウェットオイルは、雨が降ってもチェーンオイルが落ちにくいですが、粘性があるので、砂とかホコリとかの汚れが付きやすいです。注油後も長持ちしているような気がします。
ちなみに管理人は、基本的にセミウェットタイプのチェーンオイルを使っています。梅雨から秋雨シーズンが終わるまでの雨の多い日は、ウェットタイプのチェーンオイルを使っています。
最後に
今回は、超音波洗浄機を使ったチェーン洗浄方法を紹介しました。このクリーニング方法だと、新品と見違えるくらいキレイな状態にすることが出来ます。上で写真を載せましたが、クリーニング後の写真で、汚れは殆ど見当たりません。後、ゴールドのミッシングリンクにすると、すぐにミッシングリンクの場所がわかるので、ミッシングリンクを目安に注油をすると、無駄オイルをさす必要がなく、オイルを節約出来ます。
ただ超音波洗浄機でチェーンを洗浄すると、チェーンプレートとチェーンプレートの間のオイルが抜けて、チェーンの動きがぎこちなくなり、チェーンから音鳴りをしてしまいます…。チェーンがきれいになるけど、チェーンの音鳴りしてしまうのが悩みどころです…。
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