[レビュー]500km走ったので、Racing zero niteをレビュー。

はじめに

コロナウィルスの影響もあり、雨の日もロードバイクで通勤したいなぁと思い、Racing zero niteを使い始めました。Racing zero(レーシングゼロナイト)には、ハブの性能を極めたRacing zero Competizione、ブレーキ性能を高めたRacing Zero niteと普通のRacing zeroがラインアップされています。今回、ブログで紹介するのは、リムをギザギザにして制動力を高めたRacing zero niteです。

管理人ですが、ロードバイク歴は6年程度で、年間9,000km程度ロードバイクで走行します。そのため、いままでに4本程度のアルミやカーボンホイールを使ってきたので、それなりにホイールの特徴はわかるようになってきました。

そんな管理人がRacing Zero niteを購入してから、500km程度走行したので、記事というかレビュー、インプレをしてみます。

Racing zero niteを購入したきっかけ

2019年の夏頃にポンドがEU脱退でゴタゴタしているときの円高時に購入しました。この時の1ポンドは、128円くらいでした。この時に買った理由は2点。

  • 価格が比較的安く、8万円弱で購入できたため。
  • もともと使っていたロードバイクのホイールにトラブルが発生したため、新しいホイールが必要になった。

2点目の補足をすると、メインで乗っているGiant TCR Advanced SLで使っているホイールのハブのメンテナンスをしていたら、ボキッとあるパーツが折れてしまったため、代替のパーツもしくは、ホイールが必要になりました。代替パーツが手に入ったため、このRacing zero niteが必要なくなり、ガレージに置かれたままでした。セカンドバイクを通勤用に使っているロードバイクだったんですが、こちらのホイールはカーボンホイールだったので、通勤で突然雨が降った時は、ブレーキが全然効かず怖い思いをしたことが数回あったので、アルミホイールに戻すことにしました。で、家にあったのが、こちらのFulcrumのRacing zero niteだったので、セカンドバイクのRibble R872に付けることにしました。

開封画像

外箱から、取り付け前までのRacing zero nite(レーシングゼロナイト)の画像を貼っておきました。

外箱

まずは、外箱です。FULCRUMの外箱です。FULCRUMのロゴが特徴的ですね。

説明書

箱を開けると説明書とブレーキパッドが付属していました。

ホイールバッグ

後、ホイールバッグが入っていました。ホイールバッグを持っていなかったので、ちょっと嬉しい付属品です。ホイールの補完とか、持ち運びに重宝しそうです。生地も十分に厚くて、丈夫そうです。

クイックリリース

これ以外には、クイックリリースが付いていました。このクイックリリースは、CampagnoloのZondaに入っていたのと同じクイックリリースのようです。見たところ、一緒です。

リム

リムの画像です。進行方向に溝が掘られています。溝があることでブレーキの効き(制動力)が改善しています。Mavicでは、Exalithに相当する技術です。後、リムが黒いのが好きです。理由は後述します。

ハブ

USBのロゴががっつり見えます。このハブは良いハブですよ。 良い点については、まとめで記述しています。

重量測定

皆さん、気になりますよね。Racing Zero niteの重量を測定してみました。おまけにクイックリリースの重量も即手してみました。

クイックリリースの重量

クイックリリースの重量は、60gと55g。合計で115g。これ、重いのか軽いのかはイマイチわかりません。

前輪

フロントホイールの重量

フロントホイールの重量は、651グラム。

後輪

リアホイールの重量

リアホイールの重量は、874グラム。

合計の重量は、1520グラム。リム幅が17Cにしては、結構軽いアルミリムです。

Ribble R872に取り付け

新型コロナウィルスの影響のため、あまり公共交通機関を使いたくないなぁと思うようになり、極力ロードバイクで通勤しようと思うようになりました。結果、制動力が優れたRacing zero niteを通勤用のロードバイクRibble R872に取り付けることにしました。ちなみに、自分でタイヤの取付やブレーキシューの交換。ついでにブレーキケーブルの調整もしました。

作業時の写真を何枚か貼っておきますね。まずはブレーキシューの取り付け。ちょっとこの写真を見てみるとわかるのですが、舟の向きが逆に付いていました。この方向だとシューが抜けてしまいます。ショップで間違えられて取り付けられていたようです…。

Ribble R872に付けて、写真撮影。

Ribble R872にですが、地味なマットブラックなんです。なので、アルミリムの金属が入ることで浮いてしまうのが気に入りません。なので、リムもブラックが好みなのです。

遠くから見ると、Ribble R872がブラックで統一されていますよね。

フロントホイール
リアホイール

VittoriaのCORSAを使っているので、ケーシング部分がクリーム色なのはご愛嬌です。このタイヤもなかなか良いですよ。25cのを乗っているのですが、 GP4000と比べると、乗り心地が良いです。タイヤと地面の間に一枚別の何かが引いてあって、その上を走っているような感覚です。

後、一点、以前Twitterで紹介したのですが、リムにリフレクターが貼っていて、夜間でも車に見つかりやすくなります。

レビュー

このRacing Zero niteで500kmくらいに乗ったので、レビューをしていきます。比較するホイールは、 Mavic Ksyrium Pro SL Exalith , Prime RP-38です。

加速時

加速については、アルミでリムが30ミリあるので、良くはないです。30km/hまで達する時間は一番かかります。体感をまとめると、 Mavic Ksyrium Pro SL Exalith > Prime RP-38 > Racing Zero Nite です。

高速巡航時

30kmの高速巡航は、悪くはないなぁと感じます。30mmのハイトがあるのが効いているのだと思います。体感をまとめると、 Prime RP-38 > Racing Zero Nite > Mavic Ksyrium Pro SL Exalith。 やっぱり38mmのリムハイトのRP-38の方が高速巡航は楽です。近所の巡回コースで走っていてもタイムが違います…。 リムが重いので、減速しにくいので、高速巡航時でも有利かなと思います。

惰性時 (ペダリングをしていない)

USBベアリングのお陰ですごい滑らかというか、スムーズです。こんなに良いハブがあるんんだなぁ、初めて知りました。ずーっと転がっている感覚がしてしまいます。体感では、Racing Zero Nite > Mavic Ksyrium Pro SL Exalith > Prime RP-38です。

ブレーキ時

ブレーキの効きやすさですが、プラズマ電解酸化処理をされていて、ギザギザになっているので、一般的なアルミリムよりは効きは良いです。2割くらい効きます。MavicのExalithは、3~3.5割くらい効きます。Niteは、じわぁ、と効く感じですが、Exalithは、ガツン、と効く感じです。体感をまとめると、以下の通りです。

Mavic Ksyrium Pro SL Exalith > Racing Zero Nite >> Prime RP-38

カーボンリムにブレーキの効きやすさを当てにしてはダメですね。アルミ加工でしかもプラズマ電解酸化処理をされて、リムがギザギザなので、リムの熱のことを気にせず、下り坂でもブレーキを好きなだけかけることが出来ます。

ブレーキシューを取り付けたついでにシューの調整もしておきました。今回がブレーキシューの調整を初めてしたのですが、Tacx T4580というレーキシューチューナーで簡単に出来ました。手放せません。

ヒルクライム時

3つの中では、Racing Zero Niteがリムが重いだけ不利です。でもカーボンリムと軽量アルミリムと比較なので、アルミリムで比較すると、平均以上です。加速の時と同じでリムが重いと不利ですね。

Mavic Ksyrium Pro SL Exalith > Prime RP-38 > Racing Zero Nite

まとめ

Fulcrum Racing Zero Niteの感想をまとめてみました。

良い点

  • 制動力は高い。ブレーキが良く効く。ただMavicのExalithの方が効きます。
  • USBベアリングが良い。特に感じるのは、ペダリングをしていない時によく転がる。
  • ホイールにリフレクターが貼ってあるので、夜間走行時に車から発見されやすい。
  • アルミなので扱いやすい。
  • ブレーキシューの入手性が高い。4個で3000円くらいで買える。

悪い点

  • カーボンホイールと比べた時、加速と巡航速度が劣る。

その他

ブレーキシューが専用品です。このシューの寿命は不明。どのくらいの距離まで使えるのだろうか…。

Racing Zeroの選び方

最後になりますが、どのRacing Zeroを買ったら良いかと悩んだら以下のように決めていただければいいと思います。

ブレーキにこだわりたい場合、もしくはブラックリムにこだわりたい場合:Racing Zero Nite
節約したい場合; Racing Zero
ブレーキには、こだわらないけど、回転にはこだわりたい場合: Racing Zero Competizione

管理人的にですが、もしUSBからCULTベアリングに変えたい場合は、パーツを揃えれば、変更が効きます。ただし、リムは変更は出来ないので、NITEを購入しました。

色々と長々と記事を書いてきました。気になる点などがありましたら、追記やもしくは別記事を作成するので、ご一報いただけると嬉しいです。

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