はじめに
今回の記事は、みなさんが気になっているパワーメーターの話をしていきます。それで、紹介するのは、Shimano FC-R9100-Pです。Dura-Aceのクランクに両脚対応が付属したパワーメーターです。このパワーメーターをかれこれ一年間使っているので、ブログ記事にしてみました。
Shimano FC-R9100-Pの紹介
何気なく大手ショッピングサイトからくる広告メールを見ていたら、結構な安値で売っていたので、買ってしまいました。その値段が、税込みで105,000円でした。これに10,000円くらいのポイントが貯まるので、95,000円で購入することが出来ます。メールを見た次の瞬間、このパワーメーターを購入してしまいました。えっ、これって結構高くないですか?と思うかも知れないので、安いと思った理由を紹介してみます。
このパワーメーターのクランスですが、シマノのロードバイク用のコンポーネントで最上クラスDura-Aceのクランクに両脚のパワーメーターが付いた商品になります。ちなみに、FC-R9100ですが、45,000円くらいの価格です。
ご参考
ちょっと簡単な計算をして、パワーメーターの価格を出してみます。
- パワーメーター付きのクランク: 105,000円
- クランク単体(FC-R9100) : 45,000円
- 2-1=60,000円
実際のパワーメーターの価格は、60,000円です。両脚で60,000円のパワーメーターは、安いかなぁと思い、購入しました。この後、LOOKのクリートに変更したら、ペダル型のパワーメーターが7~80,000円程度で買えることを知ったのは内緒です。それに加えて、SPD-SLから、クリートを変えたくありませんでしたし…。
ちなみに、このFC-R9100-Pを購入前に4iiiiや中華カーボンのパワーメーターを使ってきました。これが3台目のパワーメーターです。
Shimano FC-R9100-Pの写真をアップしてみます。
近所のプロショップにFC-R9100-Pを持っていって、ロードバイクに付けて貰いました。
左右にパワーメーターのセンサーが付いているのですが、写真を見たところ、存在感は無いですね。パイオニアは存在感はあるけど…。
全モデルのDura-AceのFC-9000は、明らかにDura-Aceと分かるデザインだったのがネックでした。だって、Dura-Aceを付けているのに遅かったら格好悪いですからね…。あと、機材が悪い、という言い訳ができなくなります。言い訳を作るために、管理人は、Ultegraを愛用していたりします。後、コスト面の問題もありますが…。
では、さっそく、FC-R9100-Pの写真を貼っていきます。
左クランク
こちら左クランクの写真です。クランクの裏側にセンサーが付いています。結構薄く作っているので、チェーンステーとのクリアランスは、あまり気にしなくて済みそう。
右クランク
こちらの右クランクの写真です。このクランクにパワーメーターのセンサーが付いています。補正とバッテリー残量確認をボタンで押すことで実行が出来ます。真ん中についている黒いプラスチックがパワーメーターのセンサーです。
充電中
充電は、右クランクから充電します。右クランクに充電用のポートがあるので、専用ケーブルを用意して充電します。写真は、ただいま準備中。
Shimano FC-R9100-Pで出来ることと出来ないこと
ここでは、FC-R9100-Pで出来ることと出来ないことを書いてみました。
出来ること
パワーメーターは、名前の通り、パワーを測定するための測定器です。それ以外にも計算できるパラメーターがあるんです。Garmin Connectのプリントスクリーンを貼り付けておきました。●の箇所がパワーメーターで出来ることです。この中で両脚が出来るのが以下の項目です。
- 両脚のパワー測定
- 左/右のパワーバランス
- トルク効率
- ペダルスムーズネス
両脚のパワーを測定できるので、片側のパワーを測定するよりも信頼性の高い値を得ることができます。 トルク効率は、ペダルに入力されたパワーが実際の前に進むのに使われた割合。またペダルスムーズネスは、イマイチよくわかっていません。トルクムラと考えています。トルクムラが少ないと0%という認識です。時間のある時にもう少し調べてみます。
出来ないこと
だいたいのことは出来ますが、一点だけ出来ないことがあります。出来ないのがこれ。わかる人にはわかるでしょうね。
- ペダリングモニター
日本でのパワーメーターといったら、パイオニアの人気も高いです。(同様に値段もですが…)。人気の高い理由のひとつとして、角度ごとのパワーが出力されることです。これで前に進まないパワーを検出してくれるので、より効率的なペダリングをすることが出来るようになります。
まとめ
他社とのパワーメーターと比較して、気に入った点をまとめて、この記事を終わりにしますね。次にまた両脚のパワーメーターが欲しかったら、第一候補に挙げても良いかなぁ、と思っています。
PROS
- クランクの代金を考えると 値段は、両脚を測定可能なパワーメーターで一番安い。
- 特に問題なく、両脚のパワーを測定できる。これ地味ながら結構大切。
- バッテリーの持ちは、不明。Mavicのホイールとメンテナンスと同時に1000km毎で充電しているため。
- バッテリーが内蔵しているので、乾電池は不要。
- 1年位使いましたが、これと言った不具合はなし。
- Garmin edge 1030と820で使いましたが、特に問題なし。
- 10万程度しますが、Dura-Aceのクランク付きで両脚パワーメーターと考えるとコスパは良いかと…。
CONS
- ベクトル(ペダリング)測定が出来ない。
- 取り付けが面倒。配線を通すため。
その他
- 4iiiiのパワーメーターも使っているのですが、FTPを見たところでは、パワー差は、2~3パーセント程度です。FC-R9100-Pの方が低め。
パワーメーター関連の記事が他にもあるので、よければ一読頂けると嬉しいです。またご不明な点があれば、ご質問いただければ、出来る限り回答をしたいと思っています。Dura-Aceは高いよ!、とか、Ultegraで十分!と思っている方は、4iiiiの両脚クランクタイプのパワーメーターがおすすめです。安いと7万円位で購入できます。というか、出来ました。ブログで記事を書いていますので、ご興味があれば、クリックをお願いします。
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パワーメーターを数個所有しているので、他にも記事を書いています。こちらもご覧頂けると嬉しいです。
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