はじめに
Magene L508 レーダーテールライトを購入してみました。このブログ記事は、このMagene L508のレビューをしていきます。
最初に結論を書いてしまうと、そこそこコスパは良くて、買って損したなぁという気にはなっていません。むしろ、買ってよかったなぁと思っています。理由は後ほど記載します。
ご興味があれば引き続き読みすすめて頂けると嬉しいです。
Magene L508 レーダーテールライトについて
Mageneって?
Mageneって書いて、どうもマージンって読むようです。2015年に設立されました。本社は青島ビールで有名な青島にある模様。この会社は、最近6万円台で両脚測定可能なパワーメーター(P325 CS)を出して一部の方の中で話題になった気がします。パワーメーター以外にもサイクルコンピューター、スマートトレーナー、スピードセンサー、ケイデンスセンサー、心拍計などの自転車関連商品を作っている会社です。
設計が中国だけあって、欧米系のメーカーと比べると価格は安くなっています。
レーダーテールライト?
自転車の後ろを走っている車を検出してくれる製品です。このレーダーテールライトは140m後ろの車両を検出して、サイクルコンピューターに知らせてくれます。
先行商品でGarmin Variaっていうレーダーライトがあります。
重量
スペック上は65g。実測は64g。スペックと実測での差は、殆どありませんでした。
最初に結論をちょっとだけ
価格の割には良い。
迷っているなら買っても問題ないと思う。
EV車の走行音で静かなので、そのステルスモードで近寄られてびっくりすることが少なくなり、ライド中のストレスが半分くらいになる。
購入理由
このMagene L508っていうレーダーテールライトを購入した理由は、動作時間の長いテールライトを探していた時に発売されたからです。11月1日にで値段は2万円で発売されました。
Magene L508を気に入った理由は以下の通り。
- 長時間動作のテールライト
- レーダー機能
テールライトについて
スペック上には、レーダーとライトを同時に動作させると、最大で12時間動作してくれます。往復1時間以上の通勤で使うには動作時間が長いほうが好ましいです。
レーダー機能について
レーダー機能で自分の後ろを走っている車を検出してくれる。特にトンネルの中で後続車がいても音が反響してわかりずらかったりする怖い思いを減らせる。
路駐された車を抜く時に後ろを一度見る前にこのレーダー機能で車の位置を確認できたら便利かなぁ、と思ったため。
Garmin variaとの比較
先行商品にGarmin Variaがあります。ネットを探していたら、Garmin Varia RTL515との比較表を見つけましたので、シェアしてみます。スペック的に同等かそれ以上で価格はGarmin Vari RTL515の1/3って感じに個人的には見えました。
Magene L508だけについている機能としては、カスタムのフラッシュ機能、スマートブレーキ、オートスリープでしょうか。スマートブレーキはブレーキがかかると点滅の仕方が変わる機能?。キャットアイのライトにもこの機能がありますね。オートスリープはロードバイクが動いていないと自動的にオフしてくれる機能。
おそらく加速度センサーがこのL508に入っていて、このセンサーの入力でスマートブレーキライトとか、オートスリープ機能は動作しているっぽい。
価格がL508が599元、RTL515が1680元で売られています。20円/元で計算し直すと、L508が12000円、RTL515が33600円。日本ではL508が高め、RTL515が安めの価格設定になっています。
使った感想
Magene L508 レーダーライトを使ってみた感想をまとめてみました。
まず全然関係ないところですが、USB Type-Cが便利。Micro USBじゃないのに利便性を感じます。
後、パッケージも16時間稼働するようなことを記載されていますが、レーダーモードだけを稼働させた状態で16時間です。ライトを常時点滅?点灯すると12時間が稼働時間になるようです。
サイコンとの接続が楽
L508の初回使用時に設定画面で検出するだけで使えるようになります。それ以外の設定は不要です。後、電池残量はサイコンで確認が可能です。
ちなみに管理人が使用しているサイクルコンピューターは、Bryton Rider S800。
以下のページでレビューしています。
ちまみにL508がサポートされているサイクルコンピューターは以下の通りです。見たところ、Garmin, Wahoo,Brytonなどのメジャーどころのメーカーを一通りサポートしています。
USB Type-Cが便利
USB Type-Cが意外と便利。スマートフォンで使っているケーブルが使えます。ここ一、ニ年でUSB Type-Cがの製品が増えてきていますね。管理人が持っている製品だとサイコン、GPSロガー、ライトなどなど。
シートポストへの設置も楽
ライトのマウンターをシートポストに付けた後、レーダーライトを設置。マウンターの形状はガーミンとの互換があるので、マウンターを増設するものVariaシリーズのマウンターを探せば良さそうなので、他のロードバイクとかマウンテンバイクへの増設が簡単そう。
後、もう一点。管理人のロードバイクのシートポストがエアロ形状なので付けれるか心配でしたが、マウンターの形状が絶妙で問題なく付けれてしまいました。輪ゴムの長さも十分です。ただ走っているときに振動で向きが変わってしまうので、信号待ちの時に毎回ライトの向きを確認しています。
レーダー機能
通勤では、遠回りしても良いので、交通量の少ない道を走っています。そのためか、レーダーの効果をあまり感じず…。管理人の通勤路の探し方は以下のブログ記事で紹介しています。
このレーダーライトを使うことで感じたメリットは以下の4点。
- 駐車している車を避けるためのタイミングをつかみやすい
- モーター駆動車(EV車やハイブリットカー)を把握してくれる
- 車両検出は最大140mって記載されているけど本当っぽい
- トンネルでの車との距離を把握してくれるので心の準備が出来る。
週末のロングライドでは、神奈川県の国道134号線や国道246号線の車通りの多い道を走る機会があります。この国道を走るのを少しでも安心に走りたいと思ったのが購入理由の一つ。
駐車している車を避けるためのタイミングを掴みやすい
路上駐車した車を避ける時に後続車が気になります。管理人は、このレーダーライトが無い時は3回確認してました。駐車している車との距離に応じて、最初は極力遠く、2回目は100mくらい後ろ、3回目は50mくらい後ろを確認していましたが、レーダーライトを使うようになってからは2回に減りました。極力遠くを見る時に首を思いっきり後ろを向いていたので、肩と首が痛かった…。地味に嫌だなぁと思っていた。嫌な思いを減らせるので楽にライドが出来るようになる。
後ろを向くのはドライバーに対して、次にするアクションを想像してもらいやすくするためです。これでもクラクションを鳴らすドライバーはいますが…。
モーター駆動車(EV車)を把握してくれる
2つ目は、ロードバイクに乗っていた時、モーター駆動で走行中のEVの接近が気づきにくかったですが、このレーダーライトがあることで早めに気付くことが出来ます。
車両検出は最大140mって記載されているけど本当っぽい
スペックでは最大140m離れていても車を検出してくれるらしいですが、実際この値は嘘ではなさそうです。L508が車を検出したけど検出したけど車の走行音が聞こえないから後ろを向いてみると100mくらい後ろに車がいることもしばしばあります。
トンネルでの車との距離を把握してくれるので心の準備が出来る
3つ目は、トンネルでの車の位置が把握できること。トンネルの中だと音が反響してしまい、車との距離感が掴めません。レーダーライトがあると距離を把握してくれるので心理的なプレッシャーが激減します。
L508のレーダーの性能は悪くない。
ただし一つ注意が必要。ロードバイクの時速と車の時速がほとんど一緒の場合、車を検出してくれません。理由は、ロードバイクと車が両方とも相対的に停止している状態になってしまっているのでL508では検出できなく消えてします。レーダーがお互い同じスピードは止まっていると認識しているんだと思います。
ちなみにバイクと車を検出することが出来ます。ロードバイクはわかりません。
ライトマウント
設置が楽で記載しましたが、管理人が使っているエアロロードのシートポストに合わない…。走っている間にずれてしまって、L508が変な方向を向いて車を検出してくれない…。どうしたら固定力が改善するんだろうか…。ご存じの方教えてほしいです… m(_ _)m
円柱のシートポストではフィットするんだろうなぁ…。
とりあえずRec MountからMagene L508用のマウントがあったので使い始めてみました。リンクは以下の通りです。
スマートブレーキセンシング機能
ブレーキ時の減速をL508が感知して、ブレーキランプとしてL508が光ります。一応ブレーキをかけた後、確認をしてみたのですが、3秒程度は点灯はしていました。どのタイミングまでかはわかりません。一人では走る場合は、そこまで必要の機能ではないかと思います。
良い点と悪い点
色々とMagene L508 レーダーテールライトを紹介してみました。
良い点と悪い点をまとめてみます。
良い点
まずは良い点からをリスト化してみました。
- 安い (Garmin Variaとの比較)
- 車両の検出性能は問題なし
- 後ろを気にする機会が減るのでバイクに乗る時のストレスが激減する
- USB Type-Cを搭載
- 稼働時間が16時間と長い
悪い点
次に悪い点をリスト化してみました。大多数の方は問題にならないと思います。
- エアロシートポストとの相性は悪い
- 片道2車線以上になると、両車線の車を検出してしまうので訳が解らなくなる。
この記事を読んで頂いた方でエアロシートポストに合う形状のGarminマウンターをご存じの方がいましたら、コメントに残していただくか、Twitterでメッセージを頂けないでしょうかm(_ _)m。ちょっと困っています。
最後に
Garmi Variaの類似商品のMagene L508を紹介してみました。品質については今後使ってみないとわかりませんが価格がGarmin varia RTL515よりも1万円程度安く2万円程度で買えます。
とりあえず、レーダー機能付きのリアライトがどのようなものかを体験したい場合は、Magene L508で良いかと思います。ストレスを減らすのに役に立つガジェットだと感じています。
後、何かの事情で寝違えたりして後ろを向きにくいとかの症状が出た時に、こういったレーダーライトがあると後ろを向く回数が少なくて済むので身体には良いかもしれません。このレーダーライトとミラーを組み合わせたら最強になりそうです。
このレーダーテイルライトは後方確認をしないで済む商品というよりも後ろから車が近づいてくることを知らせてくれる商品と思って使った方がより安全にロードバイクライフを過ごせると思います。
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