[レビュー] Bryton rider S800 コスパ良さげなサイコン

4.5

はじめに

この記事では、新しくサイクルコンピューターを購入しましたので、記事にしてみます。管理人はGarmin信者なので、新しく発売されたEdge 1040を購入したんだろうと思われるかもしれませんが、今回は見送りました。理由は後述。

代わりにBryton rider S800っていうサイコンを購入したので、使った感想などを記事にしてみました。

Bryton Rider S800を購入した理由

Brytonって聞き慣れない人もいるかと思います。台湾のサイクルコンピューターを作っている会社です。Garminよりも安い値段で売っているので愛用者が多い気がしています。

Bryton rider S800を購入した理由として、Edge 1040を買わなかった理由を説明した後にS800にした理由を説明します。

Edge 1040を買わなかった理由

管理人は、ロードバイクに乗り始めてからずーーっとGarminのサイクルコンピューターを使っていました。使い始めたのは10年近く前になるのですが、ソフトウェアとかハードウェアの性能を絞っていくとGarminしか残っていなかったので、それがGarminを使っていました。サイクルコンピューターでは物足りず、スマートウォッチも使っています。自分で言うもの気が引けますが、そこそこの年季の入ったGarmin信者。そのGarmin信者が新しく出たEdge 1040を買わなかった理由が以下の通り。

  • 単体モデルがソーラー充電対応モデルしか無かった。
  • 非ソーラー充電対応モデルも用意されていますが、不要な心拍計とスピードケイデンスセンサーが付いたモデルしか無い。管理人はすでに持っているので、不要。
  • 新機種のソフトウェアの不具合が怖い。(Edge 820で経験済み)
  • 上の2つともサイクルコンピューターにしては高額すぎる。価格は以下のリンクを参照。

管理人は、Garminが好きなので、以前にもブログでGarminのサイクルコンピューターとかスマートウォッチなどの製品を紹介しています。

ちなみにスピード・ケイデンス・心拍センサーは不要なので、S800の本体のみを購入。モデル名はS800E。ケイデンスはパワーメーターで測定できるし、心拍センサーは持っているので不要だったのでセットモデルは購入しませんでした。。

Bryton rider S800にした理由

Garmin愛好家が何故Bryton rider S800に変更しかたかについて、説明を箇条書きに書いてみました。

  • Edge 1030と同様な機能を用意している
  • たまには、Garmin以外のサイクルコンピューターを使ってみたかった
  • 値段が52800円とGarmin Edge 1040の半額という価格。楽天で20%オフで購入できた点も大きい。

要は、S800がコスパが良さげだし、好奇心でBrytonも良さげかなぁと思ったのが理由。最悪気に入らなかったら売ってしまえば良いし、と気軽な気持ちで使い始めました。

Garmin Edge 1040とBryton S800の比較

Garmin Edge 1040とBryton rider S800の比較表を作ってみたので以下に表をまとてみました。Bryton Rider S800を知る上でも大切かなぁと思って作ってました。

Edge 1030Edge 1040 SolarS800
サイズ(幅,高さ,厚み)58x114x19mm59.3×117.6×20.0mm58.5×105.0x14.2mm
重量123 g133g106g
防水性能IPX7IPX7IPX7
ディスプレイサイズ3.5インチ3.5インチ3.4インチ
解像度282x470pixel282x470pixel272x451pixel
最大稼働時間20 時間45時間36時間
USBポートMicrotype Ctype C

スペックを見たところ、USB Type Cに対応して、画面も大きいし、稼働時間も長めに目が行ってしまいますね。実際のBryton rider S800の使い勝手はどうなんだろう、についても説明していきます。

開封(付属品)の紹介

下の写真はBryton rider S800の外箱の写真。まぁまぁおしゃれな外箱になっていますね。

上の写真はBryton rider S800の付属品。早速、Bryton rider S800の付属品の紹介します。

  • USB-C ケーブル
  • アルミ製のフロントマウント
  • 落下防止ストラップ
  • 説明書
  • プロテクションカバー
  • 液晶フィルム

必要十分な付属品が付いているので別途何かを買い足す必要がありません。自分は付属品で間に合っています。

外箱に書かれてました

ちょっと余談です。S800の箱にBE THE CHANGEって書かれてました。日本語に直すと、自分が変化そのものになりなさい、という意味。自分も変化そのものになりました。GarminからとりあえずBrytonにしたので…。

Bryton Rider S800を電源を入れてみました。Garmin Edge 1030とあまり違いを感じない…。BrytonのロゴがなければGarminと間違えそう…。

使用した感想

実際にBryton S800を使ってみた感想というかレビュー、インプレをいくつかの項目に分けて書いてみます。

使用感

Garmin Edge1030と比べると、サクサク動く。レスポンスが良くストレスがたまらない。Edge 1030ではちょっとした遅れがありましたが、この遅れは1/10くらいに減った感じがします。特に地図をスクロールした時に感じます。

使用時間 (バッテリー)

2時間半くらいをポタリングしましたが、バッテリーの減った量は3%だけ。週3の1時間半の通勤と週末100kmのロングライドで使いましたが、60%くらい残っています。

後は、週末5時間位ライドした時のバッテリーの減り方は10%でした。バッテリー消耗具合が少ないですね。

スペックでは36時間を定義しているだけバッテリーの減少具合は少ない。長持ちします。

ナビ機能

スマホと接続しないとナビは使えない…。

ナビ機能は特に使い買っては問題なし。管理人の場合はS800からナビして欲しい場所を選び、案内をしてもらいました。とりあえず行きたい場所へは行けたので問題はないかなぁと感じています。後、S800から目的地の音声検索が出来るのですが、これが非常に便利!

ただし、ナビの機能はスマートフォンと接続していないと使えません。Rider S800からBryton Activeっていうアプリを起動しろと怒られます。

ちなみに地図はフリーのオープンストリートマップ(Open Street Map: OSM)を使用しています。

この記事を書いた後にナビの神機能についての記事を作成しました。ご興味がありましたら、リンクを踏んでみて下さい。

ソフトウエアの安定性

3ヶ月程度使用しましたが、不安定になったことは無かったです。普通に安定しています。

管理人のXiaomiのスマホと相性が悪いのか、Bluetoothの接続がうまくいかないことが多いです。対策としてはスマホ側のBluetoothを再起動すると接続が出来るようになります。

以下にRider S800で遭遇したバグの紹介記事を書いてみました。ただ重大なバグを延々と繰り返すようなことは無かったです。

Garminとの使い勝手の比較

管理人的には、Garmin Edge1030との差はあまり感じず。BryrtonとGarminでGUIなどで細かな違いはありますが、なんとかカバー可能。サイクルコンピューターとの差。ハードウェア以外での差は大きいかなぁと感じています(後述)。

購入価格

ちょっと使用した感想から外れますが、Bryton S800の購入価格について説明してみます。楽天で20%オフのクーポンを使って、42240円で購入しました。多分楽天で買うのが一番安く買えるのではないでしょうか(2022/10/25 現在)

重量

Garmin Edge 1030とBryton S800の重量比較。実測です。スペックと重量が違うのはカバーを付けているからだと思います。

S800:111g
Edge 1030: 154g

画面のサイズは、ほとんど一緒なのに重量は43gもEdge 1030の方が重い。2つを持ってみると重さの違いは感じることが出来ます。

サイズ感

Garmin Edge1030と比べると一回り小さい。参考までにスペックの寸法を拾ってきた値をまとめてみました。

サイズ(幅x縦x厚み)
Edge 1030: 58.0×114.0x19.0mm
S800: 58.5×105.0x14.2mm

S800はEdge 1030と比べると、縦で9mm、横で4.8mm短い。この差で小さく感じる模様。

マウント

Brytonのマウントが用意されていますが、Garminのマウントが使える。2つとも似た形状なので使える模様です。今までGarminのサイクルコンピューターを使っていたので、マウントは交換せずにGarminのマウントを使っています。

Brytonのマウント部分。Garminの形状に似ている。

S800のマウントは交換を買えることが出来るので、万が一マウントのツメが割れてしまった場合でも簡単に交換が可能です。上に写真を貼っていますが、ネジで固定しているので、取り外しが可能です。

Garmin Edge 1030のツメを割ってしまって悲しい経験をしました…。サイクルコンピューター以外にもGarminって高い割に品質が不十分なところがあるんですよね…。

とりあえず、マウントのツメをGarminに交換してみました。理由があってBrytonのツメに戻してしまいました。

Bryton rider S800の良かった点とダメな点

上で色々とBryton rider S800に書いてきましたが、ここではこのサイコンの良かった点とダメな点をまとめてみました。

良い点

  • 価格が4万円
  • USB Type-C対応
  • サクサク動く
  • レスポンスが良い
  • ソフトウェアは不安定ではない
  • S800でナビの目的地を音声検索が可能。

ダメな点

  • Garmin Connectが使えない…。(T_T) 当たり前だけど…。
  • ナビにはスマホとの接続が必要。
  • ライド後のリカバリー時間やVO2MAXがわからない。
  • GPS信号を掴むまでに、2~3分かかる…。

その他

  • スマホ(Xiaomi)との接続がうまくいかない。S800を起動後、スマホのBluetoothをOFF→ONすると接続可能。

Bryton S800はハードウェア的には問題なし。レスポンスも良いですし、ソフトウェアにも問題は感じていません。ただし、ログを見るアプリがシンプル(ショボ)過ぎる。Garmin Connectと比べると足元にも及ばす…。

Garmin Connectに相当するサービスを展開できて、現状価格をキープできれば、Garminに勝てるポテンシャルはあるかなぁと思います。

Rider S800はハードウェア的にはGarmin Edge1030を超えています。Edge1040のソーラーモデルが11万円するので、GarminのロゴとGarmin Connectで定価ベースで6万円の差が発生しています。別の言い方をすると、GarminのロゴとGarmin Connectが付くことで倍の値段になっています。流石に、この2つだけに6万円は出せないかなぁと感じてしまいました。

最後に

まだ使い始めて一ヶ月程度しか経っていないので、使いこなしてから内容をアップデートをしていこうと考えています。Garminもそうだったけど、発売してからしばらくはソフトウェアの修正が多いだろうなぁと思って使おうと思っています。

この記事を読んで頂いて、Bryton Rider 800について質問などがあれば、ご質問下さい。時間がかかるかもしれませんが、分かる範囲で回答致します。

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